未来への投資と日本人

ラオスのメイン通り?2キロぐらいに渡って商店が並んでる、その大半が中国のIT企業と韓国企業だ。よくまぁ争うようにファウェイの横にサムスン横にファウェイ横にサムスンさらに横にファウェイ、ファウェイ、ファウェイ………たぶん昔は日本のPanasonicやSANYO、日立、東芝SONY、三菱などが店舗として多数あったのでしょう。

日本は、この30年ぐらい先進国では、最低水準の成長しかしてない、特にこの10年は日銀のゼロ金利、マイナス金利政策もあり実質マイナス成長ではと思わせる数字が出ている。

私が働いていた業種でもそうだと思うが、上の一部の企業を生き残らせる政策を推進してるように感じる。

実質は、ほとんどの企業で成長が鈍くなっていた。思い切って未来への投資をしたら良かったのだろうが、いかんせん政治でもそうだが舵を握ってるのはお年寄りばかり、会社でも未来への投資をするより株価が上がってる方が無難に結果がよい、結果が良ければ変える必要はないから。

1つ思うのだが日本はアメリカやヨーロッパのシステムをよく真似るが経営者に都合の良いものばかり真似る。たとえば、野球の大リーグみたいに女性の経営者やプロ経験がない人が監督になることは無い。結局、表上はちょこちょこ変えてるように見えるが、キャスティングボートを握ってるのはお年寄りばかりである。つまり彼らにしてみれば、変わりたくないし変わる必然がないのである。

お年寄りが悪いとばかりは言えないが、成長という観点では、もっと早くから舵を若手に移行するべきだったのでは。

私達、個人からしてみても今の30代、40代は結婚できてない人も多いし、結婚してても子供を産む人数が少なくなっている。

あくまで、未来という観点ではあるが子供は未来への頑張りや将来への希望になりえる存在である。

それが今の日本の最大の問題点ではなかろうか。人は自分のためだけなら、そんなに頑張らないと思う、やはり家族や子供のためには頑張る。

この10数年のシステムの変更や価値観の変化も多々あるであろうが、未来への希望が少ない国、人は自暴自棄やマイナス感情を懐きやすくなる。最近の日本のニュースはすごく細かい事を許せないという観点からの個人攻撃や寛容性の少なさが目立つ。

 

日本を離れてみると日本の危うさがよく見えてきて日本にいるときの価値観はあまり役に立たないのではと思う今日この頃です。