ひょっとしたら、人類の勝利者かも
ルアンパバーンから、バイクで5時間以上走ったかな。
私は人生の宝物を見つけたような気がしました。
ルアンパバーンの宿から走り始め、始めの1、2時間は日本の山道と同じ風景が流れていて、そろそろ引き返そうかなと思い始めたころ眼下には日本では見たことのない山々が次々と現れ、もっと進もうもっと凄い景色が見れるのではと久々に好奇心が沸き立ちお尻が痛くなるのを忘れてバイクを進めて行きました。
4、5時間走った頃から山の険しさは想像してたジャングルのイメージはなく、整えられた山々が続き、スゲえ、ウワォと独り言を口ずさみながら進み山岳民族の村々に到着しました。
山岳民族の村は、山の頂上の最高に見晴らしが良い場所に居を構えており崖に面しており支えの柱が外れたら奈落の底に落ちるのではと思えるほどの急斜面に作られてます。昼間行ったので夜の風景は見てないが、きっと満点の星空と月明かりだけの世界ではないかと想像します。
私は、こんな所に一日2日住んだら日本の小さな悩み事なんか吹き飛ぶのではと感じたのを覚えてます、それを村の人々は毎日暮らしている。もちろん住んでる人々は日々の暮らしで頭はいっぱいであり、最高の環境とは思っては無いでしょうが。
少なくとも現代社会のギスギスした心や余裕のない社会はここには無いでしょう。
山岳民族の村々は、山の頂上を1集落となってる感じがする、向こう岸の村はまたこっちと違った色合いの家や発展度合が違ったりして次の集落はどんな感じかなと楽しみで走っていた。彼らは私が通ると一斉にこちらを見て物珍しそうな顔をして迎え入れてくれます、彼らとしては、都会人が来たと思って見てるのでしょうが、本当は私がそ~思いたいと感じたのは彼らを遅れた人と捉えてるのかも知れない。
ただ、村によっては、車やバイクがあり、電線もほとんどの集落で普及してたので、私達が思うほど遅れてるわけではなさそうだ。
生活は自給自足で人々が助け合って暮らし、たまに誰かが街に買い出しに行き用を足すて感じかな、何もないけど凄く心が健康的でありひょっとしたら我々都会人より知的な感じをうけました。知的に感じたのは彼らは私達の事を創造性豊かに感じ取っているのではと思ったからです。想像になるのだが、言語がわかれば話してみたい。きっと面白い答えが聞けるのではと思う。
今の社会、ネットがあれば何処でも仕事ができる時代、都会も便利で刺激はあるが、こーいう山岳で創造性を活かし働くのもたまには、素敵な感じがして何か違ったものを生み出せそうな気がする。
日本の精神的に悩んでる方は、一度訪れてみるのも一つのキッカケになるのでは無いかと思います。