旅は体験 Experience must be bought




今の世の中、昔とちがいSMSなどの普及により旅の情報などをあらかじめ詳しく確認できるようになりましたが、それにより視覚情報、体験情報などが行かずともわかるようになり、旅の面白さが半減してるような気がします。

 

やはり旅は体験です、良い事も悪い事も記憶に残ります。

 

何日か前に話したんですが、レンタルバイクを借りて故障をして大変だった話ですが、続きがあり、借りたバイク屋?に行くと、次の日に一緒に故障した所へ取りに行き、修理にだしました。

そしたら、明くる日8万円払えと、言ってきました、完全なボッタクリです。ラオスで中古のバイクは3万から5万円で売られてます。あんなミラーもついてないし、メーター振り切れてるボロボロバイク日本で買ったら1万円もしないでしょう。

余談ですが、ラオスなどの東南アジアで、バイクを借りるときは、パスポートを預ける事が多くバイク返却時にパスポートも返却という形になってます。

なので、お金を払わないとパスポートを返してもらえず出国とか出来ません。

私は、用心深い性格であり、かなり心配性です。いつも使わなくなった古いパスポートも持ち合わせてました、穴が開いてるので、バイクを預けるとき通用するか心配でしたが、うまく預けられました。念には念をいれる性格が役に立ちました。

 

相手がそのパスポートが古く役目をはたせてないと気づいてるか気づいてないかわかりませんでしたので、不安でしたが8万円を払う気は薄かったです、次の日からどう逃げようかを考え……

ここは、異国の地、私は断然に不利な立場です。出国さえ出来れば相手が例え追いかけてきて見つかったとしてもその国の警察なので、ひょっとしたら私のほうが有利になるかもです……

朝一で出国する事にしました、ネットで航空券を予約しました。

当日、泊まってたホテルには、昼まで観光するから荷物を預かっといてと言い、荷物を置き空港まで逃げる?時間稼ぎをしました。もし私が荷物を持って空港までの道を歩いてたら、捕まる可能性があります、ビエンチャンは狭い町なので誰と誰が繋がってるかもわかりませんでしたから、それに荷物を持ってなかったら本当に観光してるように見えるかも知れませんからね。

もちろん、荷物の中は要らないものばかり、リュックで来たのですが古くちょうど買い替えようと思ってたし服も夏服の安いものばかりで買い替えたら良いだけです、なんたって8万円とられると思えば安いです。

さらに、ビエンチャンの空港は大っきい一本道なので、ツックツックとかがよく走ってます、バイク屋の主人ぽい人はツックツックの運転手に顔が広いみたいに感じたので、その一本道は危険と判断しメコン川沿いの土手を1時間くらいかけて空港まで歩きました。今は楽しい思い出ですが、その時はスリル満点でした。

空港でチェックインを待つ時間がとても長く感じドキドキしてましたが、チェックインを済ましたら安堵感と達成感でニコニコしてた事を思い出します。

もちろん私が泊まってたホテルの人には、何かしら迷惑をかけましたので、チップは多めに封筒に入れて世話になった従業員に渡しときました。それと今思えば必要なかったのでしょうが、故障した代金の自分が想定する金額を思い浮かべリュック底にいれときました。この律儀な所は日本人の人の良さかカモにされやすい部分かはわかりませんが、自分なりの行動でした。

ラオスの人はみんな温和で人の良い人ばかりでしたが、一部とんでもない不誠実極まりない人がいました。周りが良い人ばかりだったので、余計にそー感じたのかも知れませんがね。

 

 

1つ経験から言わせてもらうと、何カ国か旅をして親日と言われてる国が意外とそーは感じない事が多々ありました、逆に反日と言われてる中国はまったくと言って良いほど反日ぽくなかって、むしろ親切に感じました。あくまでも個人的な感想です。

 

日本にいたら、真面目とか誠実さは貴重かも知れないが海外の不真面目な人を相手にするときは、それはいらないと思います。

むしろ、つけこまれますね、よい経験させてもらいました。


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逃走中のメコン川の景色です、向こう岸はタイです、この時は冗談抜きで泳いでタイに入国しようと考えてました。